中国輸入のはじめかた

楽天のメリット・デメリット

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これまで複数の ECサイトのネット転売にチャレンジしてきました。その結果として、Amazonを利用しての中国輸入のビジネスモデルを確立したわけですが、その経験を踏まえたうえで、Amazon以外のECサイトを比較紹介します。今回は楽天のメリット・デメリットの紹介です。

 

《楽天の概要》

楽天株式会社は、インターネットサービスを展開する企業です。日本では非常に有名であり最大級のECサイトである「楽天市場」を運営しています。東北楽天イーグルスなどでも有名です。

 

《楽天のメリット》

〈シニア層にとても強い〉

まず、楽天のメリットを紹介します。楽天はやはり国内最大級のECサイトになりますので、集客力に関してはやはり強みを持っています。年齢層を見ますと、特に50代以上の中高年の支持が圧倒的に強いです。

 

これは、独断と偏見ではなく、2013年に実施された、ゲインとZENによるアンケート調査である「シニアの消費に関するアンケート調査」によると、50代以上が利用するネット通販サイトについては、楽天市場がダントツで1位を獲得しました。パーセンテージでは89.4%のも支持を得ていると思います。

 

そして、2位は「Amazon」です。パーセンテージでは55.2%です。つまり、シニア層の集客については、Amazonより34.2%も多く支持されているわけであり、かなり大きな差であるといえます。

 

〈商品ページを魅力的に作成できる〉

また、楽天のメリットとしては、販売者が独自に商品ページを作成する点があります。そのため、ページデザインについてはとても魅力的に映るものが多いはずです。

 

楽天市場に出店している企業のページを覗くと、思わず購入したくなってしまうような商品画像やキャッピコチーが並んでいます。

 

つまり、独自性のとても強い販売ページを作ることができるので、デザイン次第では同じ商品を出品していたとしても、他の出品者より優位に立つことができる可能性が高くなります。

 

《楽天のデメリット》

〈個人出品者には不向き〉

楽天のメリットとして、デザイン性を挙げました。しかし、これは個人で転売をするために利用する場合を考えるとデメリットとなります。なぜなら、商品ページを1つ1つ出品者自身が作る必要が出てくるからです。

 

時間やセンスが非常に問われます。デザイン性に関して自信を持っていてもプロにはかないません。

 

大手企業を相手にした場合、大手企業ならプロのデザイナーに数十万円の報酬を支払い雇ってデザインを分業化します。本格的に注力する企業なら数百万円のコンサルタント料を支払い、プロのデザイナーにコンサルタントについてもらいってページを作ってもらうでしょう。

 

こうなってしまった場合、個人は持っている商品の独自性、商品点数、そして価格などの面でしか大手企業とは差別化がはかれなくなります。つまり、楽天市場に参入をしても、大きくは儲れないでしょう。

 

〈月額固定費がAmazonより高額〉

もう1つのデメリットは、月額の固定費がAmazonと比較をすると高いのが特徴です。Amazonは、大口取引の月額が3ヶ月間無料です。それ以降も、月額4,900円なのに対して、楽天市場に出店をした場合「がんばれ! プラン」で月額19,500円になり、14,600円も割高です。

 

《楽天の総評》

 

楽天市場のメリット・デメリットを紹介しました。そして、メリット・デメリットを勘案した楽天の総評として、楽天市場は個人が転売のために利用するには不向きであると考えます。

 

この理由は、つまるところ、楽天市場とは、最初から初期投資ができる大口取引を前提にしたリアル店舗を構える企業、また販路拡大のためインターネットに進出をする企業をターゲット層としている傾向を読み取ることができます。

 

そのため、個人が初期投資が可能な大手と戦うためのECサイトとして利用するには、デメリットの方が多くなるでしょう。

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